東京から北海道に移住する記録

2024年4月の北海道移住に向けて書きます

身辺整理⑩裁縫箱を買い替える

 

3月*日
裁縫箱を買い替える

 

引っ越し後、初の断捨離である

 

10年以上前から立派な裁縫箱を所有していたけれど
ボタンつけと、パジャマのゴム替え*1の時くらいにしか
登場の機会はなく

 

でも裁縫箱自体はすごく立派で、可愛く
扱いに困っていたのだが

 

新居でいったん決めた収納場所に入れたら
他のものがほとんど置けず

ほとんど活用しないわりには場所をとりすぎるのだと
ついに認め

速攻で買い替えた

 

今までの裁縫箱の内容物を
新しい裁縫箱に詰め替えてちょうどぴったり

やっぱりいままでのものは大きすぎたのである

 

 

なぜこんなに大きい、手に余るものを所有していたのかと考えると

 

それは育った環境に依るところが大きい
いや、もっとシンプルに言うと

 

母の影響

 

母は嫁入り前に
花嫁修業として
和裁・洋裁・料理など
ひととおり身に着けていた世代
(個人の趣向に合ってもいたのだろう)

 

なので実家には
大きなミシンや、編み機なんかと一緒に
たくさんのこまごまとしたものがぎっしりと詰まった
よく使い込まれた裁縫箱があったのだ

 

子どもの頃の私は
それを開けて
さまざまな針や糸や
そのほか使い方のわからない小物などを
見たり、触ったりするのが好きだった

 

だから最初の結婚で家を出るとき
嫁入り道具?のひとつとして
母が裁縫箱を買ってくれるというときに
それなりの大きさの裁縫箱を選んだのは
当然といえば当然だった

 

が。
母と私の致命的な違い。

 

私は不器用なのだった。

 

そして、母が私の小学校時代には
給食袋や体操着袋、防災頭巾カバーやなんかを
手作りしてくれて
さらにかわいい刺繍を入れてくれたりしたが

私には子どもはいないし
そもそも
手芸一般に対する興味が
それほど持てないまま現在に至るのであった


(子どもの頃は好きだったのだが
大きくなるにつれ、不器用さを実感し
離れていったというほうが正確かもしれない)

 

 

母は私が最初の結婚をするさいに
自分の嫁入り時と同じように
長持ちする、良いものを持たせたいと
思ってくれたのだろう

 

その気持ちがなんとなくわかっていたので
持て余したまま、ここまで持ち続けた
素敵な裁縫箱であったが

 

使いこなせてないしな
そして
最初の結婚を思い出させるもの
もう手放してもいいよね

という自らの心の声に従った

 

メルカリに出品中である

 

 

 

*1:そもそも私の買う価格帯のパジャマはゴムが縫い付けられていて、入れ替えなんかできない