８月＊日。
相変わらず新居なんて決まってないので、できるのは部屋の片づけくらい。
それにしたって、まだここでの生活はしばらく続くわけだから、ソファーだとか冷蔵庫だとかはもちろんまだ処分はできない。
でもひとつ、あたまのすみにひっかかってるものがある。
消火器。
独り暮らしをはじめた10年以上前、私は家庭用の消火器を購入してキッチンの隅に備え付けたのだった。
それから引っ越しは２回。幸運なことに、いちども消火器を使う機会はないまま今まで過ごしてきた。
しかし消火器の耐用年数は、ものにもよるだろうが約10年程度だと聞くので、そろそろ買い替えが必要な頃。
いや、でもさ、消火器ってどうやって捨てんのよ。
ってネットで検索したら、いま住んでいるところのかなり近いところに、引き取ってくれる場所があることがわかった。
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と、ここまでは８月に書いていたのだが
消火器を処分した後に火事になったらやだなーと
そのままにして約半年が過ぎた。
満を持して
2月＊日
消火器を処分する
上に書いた「キッチンの隅に消火器を備え付けた」、
というのは嘘ではないが
実際は「買ったときの箱のまま置きっぱなしにしていた」なので
今回回収を依頼するにあたり、箱から出してみたら
中のビニール袋はおろか
配送中の固定用のダンボールパーツや
「ご意見ハガキ」みたいなやつも
ぜんぶそのままの状態で
もし今までに消火器の出番があったとしても
ぜんぜん役に立たなかった（使えなかった）だろうな
というありさまだった。
本体には「リサイクルシール」が貼られていて
これがあれば、所定の場所で回収してくれるようだ
ちなみに消火器本体は2010年製造、
使用期限は2016年と書かれていて
リサイクルシールには有効期限は「2020年末」、
さらに「社会実験用シール」と書かれている
リサイクルシールの有効期限、
過ぎちゃってるけど回収してくれるのかな
サイトには「引き取れません」とは書かれてないから
大丈夫かな
回収してくれる窓口が
歩いて行ける距離にいくつかあったので
その中から適当に選んで電話
今日これから持ち込みたいのだが、と言うと
未使用のものか、
リサイクルシールが貼られているかどうかと
名前と住所と連絡先を聞かれ
30分後以降にお越しください、とのこと
また、回収のために1000円ほどかかる、
この料金は窓口によって異なるが良いか
と、わざわざ確認してくれた
つまり、他の窓口ならもっと安い可能性もあるということだろうけれど
今回はわざわざ比較するのも面倒だったので
大丈夫です、とこたえて
もうさっそく消火器を抱えて
回収窓口へ
先方もこちらを待ち構えてくれていて
書類も準備されていたので
簡単な説明を受けて
回収料（「保管・収集運搬委託料金」と書いてあった）を
支払って
受取証明書を受け取って
終了！
長年、気がかりだったものが
こんなに簡単に片付くなんてね。
