12月*日。
長年の友人に移住を報告する。
友人MとAは地元の友人。
それぞれ仕事をしたり家庭を持ったりで最近は年に1回くらいしか会えてないけど、小中学生の頃からの付き合い。
私が前の結婚を終わらせた報告をしたとき、二人はげらげら笑ってくれて、すぐに部屋に押しかけてきてくれた。
そんな二人は、私が北海道に移住することを伝えると、
「さみしい!」と言ってくれた。
うん、わたしもさみしい。
あなたたち二人と遠く離れてしまうのさみしいよ。
さみしいから、二人に会いに年に一度は東京帰ってくる!絶対!
とエスシに言ったら
「年に1回会うんだったら、今と同じじゃん」
と言われた。
…そうだけど!
そうなんだよ、年に一度会うなら今と同じ。
たとえ関東と北海道とで離れても、
LINEもあるし、なんなら日帰りもできるし
子どもの頃、仲の良かったクラスメイトが転校していってしまったときとの「距離」とは比べものにならない。
でも、「さみしい!」と即答してくれたMとAと離れることは
やっぱりその距離の遠さのせいで、わたしもさみしい。
だけど、MとAとはこれからもずっと友達だから
さみしくない。
MとAと私とだったら、これからだってげらげら笑って会えるもの。絶対。
多少の距離や時間があったって大丈夫。
見栄とか建て前とか嫉妬とか猜疑心とかが一切ないつきあいを、私たち3人は30年以上続けてきているのだから。
でもちょっとはさみしいよ、やっぱり。