東京から北海道に移住する記録

2024年4月の北海道移住に向けて書きます

東京でやっておきたいnのこと⑧東京カテドラルへ行く

2月*日
東京カテドラルへ行く

 

 

東京カテドラル聖マリア大聖堂とは
目白の椿山荘のすぐそばにある教会。

 

ホーム | 東京カテドラル聖マリア大聖堂・カトリック関口教会

 

丹下健三の作品ということもあって
いつか行ってみたいなぁと思いながら
現在に至る。

 

でも他人様の聖域に気軽にお邪魔する勇気がないんだよなーとか
言い訳しながらぐずぐずしていたところ
ちょうど入場無料・予約不要のパイプオルガン演奏会が開催されるというので
行ってみることにした。

 

新宿駅からバスで向かったのだけど
歩くときとは違う風景で、違うルートで
また新しい街を抜けていくみたいで
けっこう長く過ごした場所で
もう離れるのが目前だというのに
知らなかったことばかりだったなぁと
しみじみしたりしながら

渋滞を抜け、椿山荘前で下車。

 

まさかと思ったけれど
一緒にバスを降りた人10数人は
全員、大聖堂に向かうのだった。

 

大聖堂前の鐘塔

(大聖堂内は撮影不可なので
この記事には出てきません)

 

演奏会の正式名称は
「オルガンメディテーション」とのことで
祈りや瞑想の時間が含まれているらしく
やっぱり信者さん中心の静かな催しなのかなと思っていたけれど
大聖堂の中には予想以上にたくさんの人が集まっていて
ざわざわと始まりの時刻を待っていた

パイプオルガンは大聖堂の後方上部にあるのだけれど
すでにその正面の座席はほぼ埋まっていて
私は奥のほうの、隅のほうに座る。

定刻通りに始まる。

 

式次第によると
オルガンの演奏の合間に
十字を切ったり
聖書の朗読があったりと
祈りの儀式が多い

 

それらを行うことも礼儀だけれど
わたしは信仰を持たない部外者である私が軽々しくそれを行わないことも
礼儀のかたちだと思っていて
それらの際には、静かにしていようと今日は決めていたので
十字を切ったり、祈りを捧げたりは行わなかったのだけれど

 

周りにも、私のように
静かに座っているだけの人が多かったので
大聖堂には1000人近くの人が居たけれど
信者以外にも開かれた場所なのだと思った

演奏された曲は
私は詳しくは知らないものだったけれど
そもそも信仰とともに生まれた曲や楽器なので
それにふさわしい場所で演奏されるのを聴けたことは
音の広がりや残響も含め、すばらしい体験だった。

(隅っこの席の私ですらそう感じたのだから
パイプオルガンの正面で音を浴びることができた人々は
もっと感動に震えたことと思う)

 

オルガンの荘厳な響きを聴きながら
心の中にはいろいろなことがよぎったけれど
ここにいる1000人近くの人がそれぞれに
自分の心の中や、自分のなかの神様と向き合っているという
そういう時間は非日常的で
いったん人生の歩みをゆるめる場所なのだと
教会について、そう思った。

 

 

夜だったのと、人がたくさんいたのとで
教会建築をゆっくりじっくり見ることは難しかったけれど
信仰の場としての教会にお邪魔させてもらうことができて有難かった。

 

建築物としての教会を見るのならば、
ミサなどがない日の、天気の良い昼間が良さそう。