1月*日。
転職と移住を実家に報告する。
年始に帰省。
両親と兄に北海道へ移住することと、理由は私の転職であることを伝えた。
驚くとともに、喜んでくれた。
母親は移住について「(移住したとて)年に一回帰ってくるくらいなら、(近場なのにほとんど帰ってこない)今までと同じね」と言い、
父親は私の転職について「やっと安心できる」と言った。
まあ、両親ともにそれなりに動揺しているのは見てとれたけれど。
わかるよ、私だって自分のことだけど動揺してるもん、未だ。
私が「寒さが心配」だとか「仕事内容がガラっと変わるから心配」だとか言っていたら
父は「まあ、やってみなさい」と言った。
「行って、まずはなんでもやってみることだ」と。
私の不安を和らげようとしてくれているようだった。
でもきっと、父自身の不安も和らげようとしていたのだろう。
お酒も進み、酔った父親は自分の現役時代の仕事のことを話した。
今まであまり聞いたことがなかったけれど、これはもしかして父なりの私への餞のつもりなのかな、と思い、
なんだかしみじみと嬉しかった。