東京から北海道に移住する記録

2024年4月の北海道移住に向けて書きます

北海道で驚いた⑱キンモクセイがない、ナナカマドが赤い

 

やっぱりキンモクセイは香りませんでした。

 

fromtokyotothenorth.hatenablog.com

 

10月初旬に関東に帰ったとき、

道路のすみのオレンジの小山が目に入って

まさかね、と思ったのだった。

 

え、まさかあれはキンモクセイ

てかもう散ってる時期?

まさかね…

 

とやや動揺しながら見ないふりをした

私の人生のなかに、キンモクセイが香らなかった秋があったこと

しかも半ばそれを忘れていたこと

 

そもそも「キンモクセイの香りがしたら秋!」って思っていたのは

10月初めだっけ?中旬だっけ下旬だっけ?
11月だっけ?

 

 

東京では10月も気温的には夏みたいなものだったけど
北海道の11月は冬だな

 

秋はあったのか?
と振り返ると

 

そういえば山は紅葉していたし
落ち葉は道を黄色く染めていた

 

そうか、秋、来てたのか
すごい勢いで通り過ぎて行ったように思うのは
私が周りを見れていなかったせいなのか
東京とは違う時の流れ方なのか

 

東京の、職場の近くにあった立派な銀杏の木がみごとに色づくのは
12月になってからじゃなかったかな、違ったかな

 

 

街路樹。

見慣れない、赤い実をつけた木がずらっとあって

道産子のエスシに「東京では見なかった木だね?」と聞いたら

ナナカマドだよ、と教えてくれた

 

ナナカマド、名前だけは知ってた
そうかこれがナナカマドか

 

ナナカマドの葉が散って
雪が降った

 

真っ赤なナナカマドの実に
真っ白な雪が積もって

鮮やかなコントラストに目を奪われた

 

東京とは違う季節の過ぎ方に戸惑う暇もなく

わーわーと時間が流れて現在に至る。