9月*日。
図書館の本の予約をキャンセルする。
読みたい本くらい買えよ、と思うむきもあるかもしれないが
経済状況的に、読みたい本を全部購入することができないので
購入することもあるし、図書館で借りることもある。
そんなわけで、いま図書館に予約している本は4冊。
そのうちの本Aと本Bは、かなり順番が先である。
本A:予約したのは今年の4月(つまり5か月待ち中)、私は約180番目。
本B:予約したのは今年の7月(つまり2か月待ち中)、私は約110番目。
正直、予約した当初は「いくらでも待ちますよ~」の気持ちだった。
早く読みたい本なら本屋さんで買う。
読みたいけど、別に急いでないよ~、の本は、借りる。
私がこの地を離れるのは、約半年後。
本Aと本Bは、6か月のうちに順番が回ってくるのだろうか…?
計算します。
まず、区の図書館で同じ本を何冊持っているかを調べます。
その冊数で、自分の順番を割ります。
これで、ほん1冊につき何人が私の前に待っているかを出します。
次に、その人数に3を掛けます。
3というのは、3週間の意味。
多くの図書館で、ひとりにつき本の貸出期間は2週間。
それに、その本を受け取るまでの猶予期間である1週間(これも大体の図書館は同じだと思う)を足した、3週間。
これで、自分の順番がくるまであと何週間か、だいたい掴めます。
(計算苦手なのでこれで合ってるかわからないけど、まぁ違っていたとしても誤差はちょっとでしょう)
結果…
本A:6か月じゃ無理でした。
本B:6か月じゃ無理でした。
ああ…
数か月、待ったのにな…。
いや、仕方ない。
仕方ないよ、うん。
無料で読ませてもらってる身だもの。
でも、あきらめきれない…。
いや、でも待っても間に合わないし、
あきらめましょう。
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過去の引っ越しのたびに
図書館の予約の本をキャンセルしてきたけど
毎回、すごく「この地を離れる」ことを実感させられる。
待った期間の長短は実はたいした問題じゃなくて、
この地を離れる準備を進めていることが
図書館を通して明確になるこの手続きは
私にとってはいつも、寂しい。
次の地でも、図書館が近くにあるといいな。